清友監査法人 SEIYU AUDIT CORP.

COLUMNコラム

上半期総括、下半期展望

清友監査法人 人見 敏之

関西地方は6月27日に史上最速で梅雨が明けました。
カラ梅雨で農作物の生育に影響が出ないか心配ですし、コメの価格が再び上昇しないかと少々不安です。都市型雷雨が残るため関東地方の梅雨明けはまだとのことですが、それは最早梅雨ではないような気もします。

さて、監査業界は3月決算の繁忙期を終え、株主総会を経て新年度の監査契約を締結する時期です。
専門職員・事務職員の人件費も上昇傾向であるうえ、上場会社監査事務所としての適格性を確保するため、過去にはなかった各種施策(独立第三者の意見聴取、専門的外部見解の問合せ、調書改ざん防止、情報セキュリティ強化など)を実施するには、監査報酬の増額もお願いしなければなりません。クライアントの状況を良く知る監査人として心苦しい場面もありますが、誠意を持って説明し、監査の価値を理解していただくよう努めて参ります。

上半期(繁忙期)の総括としては、ありきたりですが今年も色々な事象に遭遇したと実感します。
電子調書システムの本格運用開始、TOBによる非上場化、IPOによる上場、パブリックセクターの初年度監査、監査人交代の引継ぎ、同僚の産休から骨折まで、予期せぬ事態が次々と起こるため、全く退屈することはありませんでした。

会計基準・監査基準・諸法律・税務などが変わると、クライアントに説明できるよう勉強も必要です。
社会に必要とされる存在であるため、法人全体での研修会だけでなく、スタッフからパートナーまで皆コソ勉しております。

清友監査法人では7月に新年度互礼会を京都で催し、繁忙期の慰労を行いました。
関西経済団体の繋がりで当法人も各職員1枚ずつ万博チケットを購入・頂戴しましたので、互例会に合わせて大阪・関西万博に家族と行って参りました。パビリオンの予約や暑さ対策など工夫は必須ですが、フランス館のアートやアメリカ館の迫力など世界の最先端を感じて刺激を受けました。
この刺激を糧として、下半期も元気に前向きに働いていこうと思います。