清友監査法人 SEIYU AUDIT CORP.

COLUMNコラム

法人の品質管理について

清友監査法人の川崎です。

 7月の京都は「コンチキチン」の祇園囃子とともに夏の訪れを感じるところですが、今年も残念ながら宵山や山鉾巡行は中止となりました。来年の夏こそは祇園祭を楽しみたいところです。

 さて、今回のテーマは法人の品質管理です。監査法人の品質管理の目的は、職員が法令等を遵守し、適切な監査報告書が発行できる仕組みを整備して、運用することにあります。

 そのため、品質管理業務の一つとして利害関係の調査を行ったり、研修単位の取得状況の確認をしたりして、各監査業務が法人のルールに従っていることをモニタリングしています。

 口うるさいお目付け役のような役割を担っている部分もありますが、監査の目的は財務諸表の信頼性を高めることにあり、財務諸表監査が社会からの信頼性を維持するためには、監査の品質管理の体制を維持構築することが求められます。

 これらの業務は、品質管理担当者だけでできるものではないので、所員の皆さんにも協力いただきながら進めています。

 最近は、経済社会を取り巻く環境変化が加速し、監査業務にも変化が生じています。そのため、監査の品質管理も経済社会の変化に対応できるよう見直しが求められています。当法人もより積極的に、品質管理上のリスクを捉えて、当該リスクに対処し、品質管理体制を改善するサイクルを組織内に展開し、有効な品質管理へと発展させるように取り組んでいく予定です。

 今回は少し硬い話になりましたが、いよいよ夏本番。暑い日々が続きますが体調を崩されませんようご自愛ください。