清友監査法人 SEIYU AUDIT CORP.

COLUMNコラム

『時間の感覚』

はじめまして。清友監査法人の鈴木と申します。
ポインセチアの花が街を彩る季節となりました、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今年も気が付けば年末となり、(まだ数日を残していますが)終わってみればあっという間だったように感じます。

歳を重ねるごとに1年が過ぎていくのが早く感じる、そんな感覚を持たれたことは皆さまもあるのではないでしょうか。
年末になり1年を振り返る中で、この感覚について少し気になったので調べてみたところ、「ジャネー(ジャネ)の法則」というもので説明されていました。

これは、19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネが発案し、その甥の心理学者ピエール・ジャネの著書において紹介された法則であり、主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明したものだそうです。(Wikipediaより引用)

この法則の考え方の一つとして、年長者になればなるほど人生の期間を分母とした場合の1日や1年の割合が相対的に小さくなっていき、自分の人生の長さを基準に考えるためどんどん時間が早く過ぎるように感じていくというものがあるようです(例えば、10歳の人にとっての1年は人生の1/10、50歳の人にとっての1年は人生の1/50)。

言われてみれば確かにそうなんジャネ?と、なんとなく納得するような気がしないでもないですね。

またこの他にも、子どものころは初めて経験することばかりで、日常の中でドキドキワクワクすることやトキメキを感じることが多く、濃密な時間を過ごしていますが、大人になると新たな経験ができる機会が減ってくるため、日常に新鮮味がなくなり刺激が少なくなってくることで、時間があっという間に感じるということもあるそうです。

しかしやはり歳は重ねても、そういった感覚には抗いたい気持ちもあります。

発想を逆転させてみると、大人になっても日常の中にドキドキワクワクやトキメキを見出していくことで、より充実した毎日を過ごしていけるということではないでしょうか。
(今年はともかく)来年の大きな目標としてこれを掲げて仕事にプライベートに励み、良い意味で「長い1年だった」と感じられる年にできればと思います。

今年もあと数日ではございますが、寒さも厳しくなってきました。皆さまがどうぞお健やかに新年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。