監査法人業務紹介~企財研での活動~
こんにちは、清友監査法人の米村です。
今回は監査法人における監査以外の業務内容について、企業財務研究会(以下、「企財研」)での活動内容を紹介させていただきます。
~企財研とは~
そもそも企財研とは?という方がほとんどだと思いますので、まず企財研の説明からさせていただきます。
企財研とは、地域で活動する日本公認会計士協会の関西3会(近畿会、兵庫会、京滋会)と近畿財務局の証券監査官部門が一堂に会し、主に企業内容等の開示に関する会計処理上の諸問題を議論・研究する会です。私は昨年7月から、京滋会からの委員として参加しております。
年に3回ほど開催され、主に近畿財務局側からは有価証券報告書における開示の好事例の報告や留意事項についての説明があり、公認会計士協会側からは各会交代でテーマに沿って研究してきた内容の発表を行います。
~報告内容~
私が企財研に参加してからのそれぞれの報告内容は以下のとおりです。

上表からもわかるように、公認会計士協会からの報告テーマは、非財務情報の開示の拡充、内部統制報告制度の改正、四半期レビュー制度など、主に昨今の開示上の改正論点や実務上の問題等が選定される傾向にあります。また、近畿財務局からの報告も同じく非財務情報の開示に関することや改正論点が多い傾向にあります。
~発表までのスケジュールや裏話~
では、実際に企財研でテーマを決定し、報告するまでのスケジュールや裏話を少しお伝えできればと思います。例えば、1月の発表の場合は以下のような流れでした。
・顔合わせ(8月下旬ごろ)
各地域会や年度によってメンバーの数は変動しますが、今回の京滋会のメンバーは、委員長1人、委員4人、前回企財研経験者1名の計6名でスタートしました。メンバーは私を除き大手監査法人所属で、委員長はパートナー、他のメンバーはマネージャー~シニアくらいまでの役職の方が参加しています。なお、企財研に京滋会の会長や副会長も出席されることがありますが、私がそのことを理解しておらず、参加メンバーの一人と勘違いして話したことは苦い思い出です。研究会のあとに懇親会を設けていただいたおかげで、チームメンバーの人柄が少し感じられ、メンバー間の距離が縮まったと思います。
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・テーマ決め(9月中旬ごろ)
各自考えてきたテーマをどういう流れで発表するかを報告・議論しました。監査法人での業務終了後に行っていたためか、委員長が持参されたパンなどの軽食を皆で頬張りながら議論していくのは印象的でした。堅苦しい感じの会議ではなかったため、積極的な議論に繋がったと思います。
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・原稿作成(10月~12月頃 複数回)
期日までに割り当てられた担当箇所の原稿を作成し提出します。
最初の方はあまり筆が進まないため、最初に提出される方の原稿と自分の原稿の進捗を比較し、一喜一憂したものです。各原稿が書きあがると全体的なバランスを調整したり、誤字脱字を修正し、ドラフト版の原稿を作成します。その後、ドラフト版を各担当者が読み上げ、既定の時間内におさまるか確認し、必要に応じて修正して最終版の原稿が完成です。
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・発表(1月)
このような流れです。
~最後に~
企財研は以上のような活動を行っており、会に出席するだけでなくその準備のためにいろいろと調べる必要があり、一定の手間と時間は要します。しかし、他法人の会計士と実務上の問題について話し合えたり、近畿財務局の要望等を直接聞いたりすることができるので、とても良い刺激となっています。またその中で、最新の改正論点や昨今の開示のトピックを吸収できることは貴重な経験であると感じています。
ここで経験したことを自分だけでなく法人内にも共有し、またクライアントに対しても開示検討の際に少しでも良い情報を還元していければと考えております。 ご覧いただいている皆様も興味があれば積極的に参加してみてください。

